住宅関連, 注文住宅, 間取り

設計前に時間をかけて話し合える注文住宅

注文住宅は設計者や施工業者と綿密に話し合いながら一戸建てを建築できるシステムです。可能な限り、時間をかけて、話し合ったほうが良いでしょう。注文住宅は価格が高いと指摘されることもありますが、建売分譲住宅地のように大量生産されるシステムではないので割引されないのだと理解しておくと分かりやすいです。割引されない代わりに、じっくりと話し合うことができます。

じっくりと話し合うことの最大のメリットは、住宅へのダメージを最低限に抑えられる設計ができる点です。いずれ経年劣化するのですが、リフォームのときに原状回復工事だけで済ませることもできます。リフォームで設備機器類を大きく変更してしまうと、撤去作業と交換設置作業によって、住宅そのものにダメージが発生します。キッチンなどはレンジフードを交換するときに、タイル壁を部分的に破壊しなければならなくなります。

注文住宅は、将来的なリフォームを予測して、タイル壁のキッチンでもタイル壁を破壊することなく設備機器類だけを適切に交換することを考慮できます。破壊したり穴を増設したりしなくて済めば、害虫の侵入経路にもなりません。もちろん見た目にも美しいままです。新築の設計がしっかりしていれば、施工業者とも長く付き合えるので、設備機器類の交換も細心の注意を払ってもらえます。

設計前に時間をかけて話し合える注文住宅は、築年数が経過しても相談しながらリフォームができるシステムです。

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