注文住宅を建てることを決意しても、まず何から始めればいいのかわからないという人も多いでしょう。それぞれがおかれている状況で始めることは違ってくるかもしれませんが、ここでは一般的な流れを紹介しておきます。注文住宅を建築する際は、まず予算を確定させておくことが大切です。注文住宅は大きな資金を要する一大事業です。
しっかりとした資金計画を立てておかなければ、あとになってせっかくの住宅を手放すことになる可能性もあります。住宅ローンを利用するのであれば無理のない返済額を明らかにし、それに応じた予算の枠内で建築することが重要です。予算が確定したら、今度は具体的な家作りのイメージを描きます。家族で話し合い、それぞれの理想をお互いが把握しておきましょう。
もちろん予算の制限はありますが、それでも家に対する理想を共有しておくことは大切です。建築情報誌やインターネットを利用して、家作りに関する情報も収集しておきましょう。家に対するイメージが固まれば、次は業者の選定に移ります。住宅展示場や完成見学会に足を運び、気になる業者があれば資料請求をしましょう。
数多くの現場に出かけて、見る目を養うことも必要です。資料ではわからないことも多いうえ、業者との相性も確かめることができるので、可能な限り現場へ出かけることを心がけましょう。依頼先の候補が見つかれば、具体的な見積もりを提出してもらいます。もっともこの時点で1社に絞る必要はありません。
複数の会社に見積もりを依頼して、もっとも希望を満たしてくれる業者を選ぶようにするのが基本です。