家づくりの方法として、買主が自由にプランを立てることができたり、資材などにこだわれる住宅の種類として注文住宅があります。住宅で大切なポイントの1つとして安全性の面を挙げることができると思いますが、マンションのように都心部に建てられているもので、燃えにくいコンクリートでできたものと比較したときには、一戸建ての注文住宅とでは耐火性が異なると言えます。住宅における建物の耐火性というものは、法律によって基準が定められています。建物が建設されている地域や用途、規模によって耐火性能の基準は異なっており、人が多い地域では耐火性の基準は厳しく、近隣の住宅と距離が離れているときには基準が緩くなることが一般的です。

都市計画法では火災の延焼を防止するために、防火地域制限というものを定めています。都心部の中心から順番に、防火地域、準防火地域、法22条区域に分類されており、それぞれの自治体において調べることが可能です。注文住宅では自分の好きな建材を使用できるというメリットがありますので、それを活かして住宅の密集地域では耐火性の高い建材や窓を使用することがおすすめとなります。逆に近隣の建物や道路から5m以上離れている地域であれば、耐火材を使用することなく木材で完成させることもできます。

住宅における耐火性を確認したいときには、法律によって定められている延焼のしにくさによって等級に分類されて表示されていますので、事前に確認しておくことで安心して住みやすくなります。