住宅関連, 注文住宅, 間取り

注文住宅を手掛けるローコストビルダーとは

そもそもローコストビルダーとは、1990年代に登場した注文住宅供給業者で低価格路線を前面に押し出すのが特徴です。大手ハウスメーカーとは異なり、多くのローコストビルダーは、工場や専属の施工部隊を自社で抱えることはありません。また、注文住宅の購入予定者が希望する共通の資材を大量に発注したり、仕入れることで大幅なコスト削減を図っています。例えば、メーカーを絞ったり、品質のグレードを絞ったりしてコストダウンを図ります。

あるメーカーではこのグレードが安い、違うメーカーではまた違うグレードが安い、というように各メーカーの特徴を踏まえてなるべく安く大量発注するのです。さらにローコストビルダーは、施工方法の単純化を図り、工期を短縮することにより、さらにコスト面で優位に立っています。具体的には、6Mほどの道路に面した平坦な土地に、延床面積40坪ほどの平均的な間取りの2階建てを建設する、という一般的によくある条件において大手ハウスメーカーに比べて高いコストパフォーマンスを発揮しています。つまり、注文住宅購入希望者の希望がローコストビルダーの用意しているものに近ければ、その分購入希望者の負担を抑えられるということなのです。

逆に購入希望者が注文住宅で個性を出したい、他にない住宅を建てたいと思う場合は、大手ハウスメーカーの出番となります。このため、建売り住宅よりはこだわりたいのだけど、建物のすべてをカスタマイズするほどこだわっていないという方は、ローコストビルダーを試してみると良いでしょう。

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